NPO法人と会社の違い

NPO法人と通常の会社組織(株式会社・有限会社等)ではどのような違いがあるのでしょうか。

会社という形態は事業を通して利益を上げる事を目的としますが、NPO法人は営利を目的とせず、特定非営利活動を通して社会的な使命の実現を目指す団体です。

このような書き方をすると、NPO法人は一切利益を出してはいけない。無償のボランティアと同一に思われがちですがそうではありません。

「非営利」とは利益を社員に分配してはならないという意味であって、活動を通じて事業収入を得ることや社員が労働の対価として給料を受け取ることは認められています。

事業内容

NPO法人では、活動内容(事業目的)は基本的には非営利事業でなければなりません。

例えば「社会教育の推進を図る活動」など、主たる事業が20分野の非営利活動 のいずれかにあてはまらなければなりません。

会社の場合は、営利事業であって適法な事業であれば、基本的には事業内容に制限はありません。

設立期間

NPO法人は、認証申請をしてから所轄庁に認証されるまで、通常4か月かかります。さらに、書類作成など準備期間も考える必要があります。

一方、会社の設立期間は、準備期間も含めて約1ヶ月程度で設立できます。

設立費用

NPO法人と会社とで最も大きく違うのは、設立にかかる費用です。NPO法人は、資本金ゼロ、認証手数料や登記費用もゼロと、設立に関して費用はほとんどかかりません。

それに対して会社では、資本金が必要で、法定費用もかかります。

NPO法人 株式会社 合同会社
資本金 0円 1円~ 1円~
定款認証手数料 0円 52,000 0円
定款印紙代料 0円 40,000円 40,000円
登録免許税 0円 150,000円 60,000円
合計 0円 242,000円 100,000円

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